Win10のPC1台にTFTPサーバをさせてIX2215のバージョンを上げてみました。
アプデしました pic.twitter.com/SWadwufkyO
— Shimizu (@os3ka_77) 2024年3月20日
初めてHTMLとやらを編集して書いてみます。主に、高品質なドキュメントに信頼があるヤマハさんのものをパクらせていただきました。
必要なもの
・Win10のPC
・コンソールケーブル
・Tera Termなどシリアル通信ができるソフト
・IX2215のプログラムファイル*1
・Tftpd64(TFTPサーバー)
・(タイパを重視する方は)数分時間をつぶせるもの(V60ドリッパーなど)
概要
PCの設定 | 操作 | 例 |
---|---|---|
IPv4アドレス | ルーターと同じサブネットのアドレスを指定する。 | 192.0.2.1/24 |
Tftpd64(TFTPサーバ) | Current Directory に配布したいファイルが入ったフォルダを指定する。*2 | C:\Users\user\Desktop\tftp |
FW | 外部からの通信を受け入れるようにする。 | プライベート ネットワークを設定する。 |
IXの設定 | config | 備考 |
---|---|---|
LANの設定 |
interface GigaEthernet1.0 ip address 192.168.0.2.2/24 no shutdown |
今回はGE1.0にIPアドレスを割り当てます。no shutdown 忘れがち。(n敗) |
TFTPサーバからファイルをダウンロードする | software-update tftp://192.168.0.2.1/example.rap | ファイル名は example で置き換えてあります。 |
ダウンロード後、フラッシュへ書き込みが行われます。数分かかるのでここでコーヒーを淹れることができるでしょう。
% Software update completed.
が出力されたら show flash で今回ダウンロードしたファイルのステータスが N+ になっていることを確認しておくと良いでしょう。参考までに、私の環境は以下の通りです。
Router(config)# show flash Codes: M - Main-side, B - Backup-side, N - Newfile, R - Runnable A - Active-file, + - Next-boot, * - Bootmode-entry Length Name Status 4922768 ix2215-ms-8.9.17.b.ldc MA 9408728 ix2215-ms-10.9.11.ldc N+ [14408240 bytes used, 12574354 available, 26982594 total] 26368 Kbytes of processor board System flash (Read/Write)
最後に reload して更新作業は終了です。お疲れさまでした。これからも作業を続ける方は 適宜 write memory を忘れずに、お気をつけて。