概要
突然テレビが映らなくなったのでブースターの故障を疑うも、実際はブースター電源部を置いた部屋の壁裏の配線がダメになっていたという話。しかしその配線の撤去が非常に困難で、外からテレビまで配線することになってしまい時間もお金もたっぷり溶けてしまった。必要なものや、まず確認すべきことを今後のために残しておこうと思った。
環境(作業前)
一戸建て持家。屋上にある地デジ・BSアンテナ、ブースター増幅部や、屋内の分配器を利用してほぼすべての部屋でテレビが映るようになっている。また、4K対応テレビを1台置いたリビングがあり、この部屋の復旧が最優先。
また突然テレビが映らなくなったときに確認すること
いつ来るかわからないけど、今回したことのほとんどを未来の私は忘れているはずなので、ざっくりメモ。フローチャートではなく、確認すると情報が手に入ってうれしいことを書いておく。
- ブースター電源部の電源ランプ(通電)確認
・コンセント刺さってますか。
・TVやブースターの電源ランプついてますか。(もし機能があれば)断線ショート過電流など表示がされていますか。
- 家のすべてのTVのアンテナレベルをチェックする
・地デジとBSそれぞれで行う。 - アンテナ~分配器~各部屋までの配線図を書き出して(考えて)みる。
・上の2つを試してダメなら原因は普段見ていない部分にあると考えて配線や器具を書き出し、1個1個つぶしていく方針になりそう。 - ブースター電源部を置く部屋を変えてみる。
・配線図や分配器の仕様から、意味のある行動か確認すること。全端子通電型でなければ分配器側の接続を変更して対処する。 - 屋内から屋外へ出ていく同軸ケーブルの様子を観察してみる。
・屋外でケーブル同士が接続されてる場所ありますか。
電材屋さんで買ったもの
今回初めて e431 という電材屋さんを利用しました。有名な某通販サイトに比べて安く購入できるものが多く、大変驚きました。電工?分野は私にとって初めての経験で、他社の製品と比べたりしていませんが、気に入ったものや作業に役立ったものをリストアップしておきます。*1
- 同軸ケーブルのストリッパー、圧着工具、接栓
専用の工具を使うと作業効率が段違いなのと、怪我対策に有効(だと思います)。
- 100m同軸ケーブル
20mしか使ってませんがいいものだと思っています。家の既設ケーブルに比べてストリップしやすかった。
- 全端子通電型8分配器
既設では出力が33%、8%、2%となる分配を取っており、すべてのTVにできる限り等しく分けるためにこちらを購入しました。
- 分岐器
分配器や分波器とは異なるものです。特殊な場所でアンテナからの出力を「大量の分配先グループ」と「数台の分配先グループ」に分ける必要がある環境で使用するもの(等分に出力を分ける「分配器」を使用するのでは都合が悪い)だと解釈しています。
- すき間ケーブル
思ったより細かかったので満足。
諸々
ケーブルを敷設する支持間隔、接続場所、屈曲半径など様々な要件があるので、詳しくは電工二種を対策してみるとよさそう。
作業等で屋根裏に入るときは壁のすき間に注意してください。すっとものを落として拾えなくなってしまうと悲しいので。(1敗)
時間がなくてすぐに作業できないときはひかりTVなどの映像配信サービスに加入して一時しのぎできることを頭の隅に置いておくと良いかもしれません。なお、レンタルチューナーが来るまでの数日間は視聴できません。また、視聴できる対象の光回線を契約していない場合はほかを当たる必要があります。*2